●Sound
遠心
ゆがむ世界はきっと
消えるのがいいと
冷たい風に乗って
僕に言っている
それでも涙を
こらえる僕は
許されるのをじっと
待っているのだろう
眠るのを諦めた夜は
目覚めない場所に行きたい
寂しさを忘れたい時は
誰もいない部屋に居たい
たったひとつ何かがあれば
すぐに消えても構わない
ゆがむ世界はきっと
消えるのがいいと
冷たい風に乗って
僕に言っている
それでも涙を
こらえる僕は
許されるのをじっと
待っているのだろう
明日もしも世界が明るく見えたとしても
僕はここで一人立ち尽くしているしか
できない これ以上 できない
生きては いけない
ゆがむ世界はきっと
消えるのがいいと
冷たい風に乗って
僕に言っている
それでも涙を
こらえる僕は
許されるのをじっと
待っているのだろう
このまま一人
続いていくのを
きっと誰も
許してはくれない
それでもいつか
終わりがくるから
明日を続けていく
しかないんだよ